マセラティ、FIAフォーミュラE世界選手権 参加2シーズン目を迎える

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1月8日、メキシコシティ発 ー 

 

FIAフォーミュラE世界選手権のシーズン10は、1月13日(土)にメキシコシティにて開幕します。国際的なモータースポーツシーンに於いても特に革新的なオール・エレクトリックマシンによるこのシリーズ戦に、唯一のイタリアンラグジュアリーブランドであり、モデナに本拠地を置くマセラティが今シーズンも参加します。

2024年のシーズンに向けて、前年の勝利実績を持つマキシミリアン・ギュンターと、2023年随一のルーキーでインド出身のジェハン・ダルヴァラがドライバーとしてペアを組んだ、新たな布陣が発表になったのは2023年9月下旬のこと。これを受けてマセラティMSGレーシングは、電動シングルシーターによる世界選手権に向けた準備を着々と進めてきました。

昨シーズンは、マセラティMSGレーシングがしばしばトップ10圏内でしのぎを削り、3度のポディウムフィニッシュと、ギュンターが達成した1勝によって、年間総合6位で選手権を終えました。ドイツ人ドライバーのギュンターはジャカルタで勝利、マセラティのホームレースとなるローマでは3位に入賞して、同社栄光の瞬間をファンと分かち合い、未来への期待に胸が膨らむ1年であると同時に、緊迫感も伴う年となりました。

2024年は、マセラティにとって新たなゴールと技術革新の目標を模索する年となります。サーキットへの復帰は、かつてマセラティがF1世界選手権で勝利を収めたその歴史を彷彿とさせるだけでなく、マセラティの電動車ラインアップ「フォルゴーレ」が象徴する、重要なマイルストーンの到来を意味しています。なお、マセラティは2025年

までにすべての車種に100%EVモデルをラインナップさせる予定です。

 

全17戦から成るフォーミュラE世界選手権のシーズン10は、過去最長にわたるシリーズ戦になります。今年はアジア地区から東京と上海が加わるほか、イタリアでの唯一のレース開催地が、これまでのローマからミザノ・アドリアティコ・サーキットに代わり、マセラティファンにとっては、ここがシーズン中の「ホームステージ」となります。

レースに深く関わる3名から、次のようなコメントが寄せられています。

 

マキシミリアン・ギュンター / マセラティMSGレーシング ドライバー

「メキシコシティでの開幕戦が大変楽しみです。充実したオフシーズンを過ごす中で、大きな前進もいくつか実感し、チームの気概も高揚しています。メキシコシティのサーキットはチャレンジングで大好きですし、コースレイアウトも高速で、フォロ・ソロ・スタジアムを通る素晴らしいセクションによって観客の情熱とエネルギーを肌で感じることができます。標高が高いこともレースの面白さに一役買っています。メキシコのファンからはいつも素晴らしい歓迎を受けており、今シーズンも楽しみです。シーズン始めを幸先よく飾りたいですね。」

 

ジェハン・ダルヴァラ / マセラティMSGレーシング ドライバー

「フォーミュラEドライバーとしてのキャリアの出発点が、象徴的なメキシコだということも含めて、メキシコでマセラティMSGレーシングからデビューすることに、心からワクワクしています。ここ数か月、チームとともに懸命に取り組み、可能な限りの準備を開幕までに整えてきました。メキシコシティのコースレイアウトは面白そうですし、現地の雰囲気を体験するのも楽しみです。みなさんが想像する以上に、こうした要素がドライバーに影響を及ぼすものです。そしてなによりも重要なことは、私自身とチームが満足できる結果を残すことです。」

 

ジョヴァンニ・スグロ / マセラティ・コルセ責任者

「緊張感と高揚感の中、初シーズンに参加した我々としては、今すぐにもサーキットに戻りたい気分でいっぱいです。チームとともにピットレーンに立ち、新シーズンのエネルギーを感じるのは最高の気分です。我々の目標は、昨年の勢いのままにスタートを切り、競争力を結果に残すこと。2023年は、サーキットでの自信を取り戻し、常にマセラティの一部であるレースのDNAを再確認し、革新的な選手権に参加できました。技術的観点からしても、各々のレースからフォルゴーレにフィードバックすべき重要な要素を収集できた素晴らしい機会となり、同時にチーム全員が等しい情熱を持って、電動レーシングカー独特の乗り方に習熟してきました。フォーミュラEのデビューイヤーとして、数度にわたって表彰台に立ちましたが、今年はトップグループによる戦いの常連を目指します。」

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